喫茶店の売り上げと経費のバランスが悪い、飲食の需要はあるだろうが。場所によるが、普通の喫茶は無理だ。
家賃、人件費、光熱費 食材ロス、 乾きものとかならいいが保存できない食材はロスです。
需要のある時間だけ営業、夜はバーに貸すなど経費を削減しないといけない。
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「喫茶店」の廃業、2021年は過去最多の100件東京商工リサーチ1588
「商談」「時間つぶし」「勉強」需要減で2022年も増加の恐れ
2021年の「喫茶店」の休廃業・解散が初めて100件に達し、過去最多を記録したことが東京商工リサーチの調査でわかった。
大手チェーンや「コンビニコーヒー」との競争に加え、昨今の輸入コーヒー豆の高騰も痛手となった。コロナ禍で生活様式が変化し、商談や「時間つぶし」、「勉強」などの需要も減っている。
先行きが見えず、債務超過に転落する前に廃業を決断したとみられる。大手チェーンや「コンビニコーヒー」との競争に加え、昨今の輸入コーヒー豆の高騰も痛手となった。コロナ禍で生活様式が変化し、商談や「時間つぶし」、「勉強」などの需要も減っている。先行きが見えず、債務超過に転落する前に廃業を決断したとみられる。
オミクロン株の流行拡大で、1月に入り「まん延防止等重点措置」が東京などに適用された。在宅勤務が増え、需要回復は期待できない。2022年は廃業だけでなく、息切れによる倒産増の可能性も高まっている。 2021年の「喫茶店」の休廃業・解散は100件(前年比26.5%増)だった。調査を開始した2000年以降、最多だった2018年(84件)を大幅に上回った。
一方、2021年の「喫茶店」の倒産は61件(前年比8.9%減)にとどまった。コロナ関連の休業補償金や持続化給付金、ゼロ・ゼロ融資などの資金繰り支援が下支えした。
休廃業・解散と倒産の合計は161件で、これまで最多の2020年(146件)を15件上回り、過去最多となった。
業績の2極化が進行
「シロノワールぜいたくピスタチオ」など新商品が好調な「コメダ珈琲店」を展開する(株)コメダホールディングスは、2021年3-11月の連結営業利益が前年同期比36.8%増の58億4700万円だった。
一方、「ドトール・コーヒー」やレストランを運営する(株)ドトール・日レスホールディングスの2021年3-11月の連結営業利益は9億2100万円の赤字。また、「サンマルクカフェ」などの(株)サンマルクホールディングスの2021年4-9月の連結営業利益は27億900万円の赤字だった。「喫茶室ルノアール」の(株)銀座ルノアールの2021年4-9月の連結営業利益は6億6400万円の赤字といずれも苦戦し、大手でも明暗が分かれた。
オミクロン株の流行拡大で「まん延防止等重点措置」の適用地域は拡大が続く。
再び、在宅勤務が増え、外出する人も減ることが予想され、喫茶店は冬に時代に逆戻りしかねない。さらに、とどめを刺すようにコーヒー豆や他の食材も高騰している。
コロナ禍で喫茶店の経営環境は厳しさを増す一方だ。コロナ関連の支援効果が薄まると廃業の前に倒産の増加が先に顕在化してくる事態も危惧される。日本フードサービス協会の統計によると、喫茶の店舗数は2021年11月で対前年比97.3%、2022年11月で同96.6%と減少幅が拡大しており、チェーン店を含めた全体でも店舗の減少が進んでいる。
チェーン店の動向をみると、ドトールやサンマルクといった都市部の繁華街を中心とするチェーンは店舗数を減らしているが、コメダなどの郊外型カフェについては店舗が増えている。
ここでも都市部の人流が減り、郊外部に分散しているコロナ禍の特徴が現れている。このため、多くの外食やコンビニなどで郊外に出店エリアをシフトの動きを見せているのだが、個人経営の喫茶店などは、そう簡単に引越という訳にもいかず、廃業、閉店に追い込まれてしまう。
ただ店によっては、チェーン店や鉄道系カフェの閉店によって、却って繁盛している純喫茶をいくつも知っている。可能性があるなら、耐え抜いて、アフターコロナの残存者利益